どう見ても一つじゃ無理だった件

「良いか、皆の者。明日はエイプリルフールである！よって城に特別な魔法をかけようと思う。皆、明日は一人一つのみどんな嘘をついても許されることとする。上手な嘘をつき、魔王である儂を見事騙すことができたものには褒美を与えよう！嘘か誠かは、城にかけた特別な魔法が判断してくれる。ただし一日に二つ以上嘘をついた者は体が爆発するので気を付けてくれたまえ！以上。みなの健闘を期待する！」

　皆が拍手した。

「さすが魔王様、名案でございますね！」
「楽しいイベントをありがとうございます！」
「さすが魔王様、かっこいい！」
「皆を楽しませることを忘れぬ魔王様マジ魔王様です！」
「がっはっは、そうだろうそうだろう！」