希望的観測

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「他は?日中昼寝するとか、食欲が落ちたとかないか?」 「それはないな。結、何でもすごい美味しそうに食べてる」 「そうか。一応明日、(すめらぎ)に言っておこう……あっ!…忘れてた……いや、ちょうどいいか……」 九条が1人でブツブツ喋っている 「叶お前、シメイブルーって知ってるか?」 「トラピストビールだろ?旨いよ」 「知ってるなら、適当に良さそうな物を注文してくれ。なんか、沢山入ってるのがいいとか言ってたな。俺には、どんな種類がいいのかわからん」 「贈り物か?」 「結君の主治医が欲しいそうだ。これからも世話になるし、機嫌を損ねる訳にはいかないからな」 「ふ~ん?ま、いいけど」 お礼の要求が酒…… 大丈夫か?そいつ 「九条。基本的には結君には、叶が付き添う事になる。俺には本来の仕事に集中して欲しいそうだ。まったく、優秀過ぎるのも困りものだよね~」 「勝手に言ってろ……叶が付き添いね~。ま、大丈夫だろ」 「何だよ?その言い方」 「いや、また連絡する。じゃあな」 そう言って九条は帰って行った 「なんだよ九条の奴。ムカつくな」 「気にせず寝ておいた方がいいぞ。そのうち、もう1人のムカつく奴も来るだろうからな」 結が握り締めてる物の持ち主か 「……Bonne nuit」 「ふっ…おやすみ」 ちょっと優しくしたからって、結をちゃんと受け入れる覚悟も出来ない様な奴、許さない どうせ俺は寝てるし、あいつが来た時に、なるべくムカつく感じにしときたいな どんなのがいいかな…… 結とピッタリくっ付いといて…… あ、手つないで、布団から出しとくってのは、どうだ? あいつが来るまで…… このまま眠れてますように……
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