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「…はぁ。…女の子ねぇ、居ても良いけどうっせんだよな。ポケカ買っただけで無駄遣いだって怒鳴られるしや。そんなの買う金あんなら貯金しろだのなんだのっててめぇの金じゃねぇくせに自由に使わせてくんねーのって」
苦笑いしながらボーロはため息ついた。
「なるほどねぇ…」
「あとさ、『何ですぐ電話出ないの!?』、『何でメール返さないの!?』、『昼間一緒に居た女の子誰なのよ!?』だのなんだのっていちいち言ってくるわ聞いてくるわだし、こうなって来ると一人になった時こっちの方がすげぇ楽で良いわぁってなっちゃうんだよねぇ」
「あんたも苦労してきたのね…」
あー…すげぇ分かるわ。
頷きながらウイスキーを飲むとガミガミ煩いある女の顔がシルエットで頭の中に浮かんできた。
「人の顔見りゃ胸ぐら掴んできて『大体あんたって昔から自由過ぎんのよ!それが嫌なの!!』とか言ってくるしな。分かる分かる」
「えっ!?あんたにそんな強く返して女の子居るの!?」
「マジ!?誰その子!?俺知ってる子!?」
な、なんだこいつら?何でこんな食い付いてくんだよ?そんな面白い事言ったつもりねんだけど?
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