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第1章 2人の中学の卒業式
同じ中学校出身の菜乃花(なのか)と翔(かける)という中学生がいた。卒業式が終わり教室に戻ってから翔(かける)が菜乃花(なのか)を屋上に呼んだ。
菜乃花(なのか)は翔(かける)に呼ばれたら行くしかない。菜乃花(なのか)はなんとか翔(かける)がいる屋上に辿り着いた。
菜乃花(なのか)が、
『翔くん、なんで屋上に呼んだの?』
翔(かける)が、
『それは言いたいことがあるからだ。』
と照れ気味で言った。
菜乃花(なのか)が、
『それは分かっているって。早く教えて。』
翔(かける)が、
『菜乃花と僕は今日で卒業するだろ?受験とかで忙しかったと思うし、春休み僕と春といえばのところに一緒に行きたいなぁと思っているんだ。』
菜乃花(なのか)が、
『うん。私たち受験だったし、お互いに忙しかったね。春といえばというところって何よwww』
翔(かける)が、
『そろそろ休憩時間が終わるから菜乃花教室に戻るぞ。』
2人は急いで教室に戻った。
みんなはまだ友達と話していたので2人は廊下に出て話していた。
菜乃花(なのか)が、
『春休みってなんか楽しい出来事?思い出?が待っているんだよね?』
翔(かける)が
『そうに違いない。菜乃花も絶対喜ぶし、嬉しいと思うよ。』
と笑顔で言った。
向こうから担任の山根先生が歩いて来た。
2人はみんなに、
『先生が来たよ〜座れ〜』
と言いみんなは椅子に座った。
山根先生が、
『みんな1年間お疲れ様。受験という試練がありましたね。正直辛かった人もいると思います。クラス全員で支え合いそして今卒業式を迎えることが出来たと思うし、本当にこのクラスは、明るくて優しいクラスだと分かったし、先生もあなた達から沢山のことを学ぶました。本当に1年間ありがとう(泣)』
と先生からの思いを聞き、クラスの半分以上の人が号泣していた。
その後クラスで一人一人ずつ前に行って一言言った。
そして教室から出る時、菜乃花が泣いていた為、翔が菜乃花にティシュを渡し、菜乃花のリュックも持って靴箱に行った。
菜乃花が、
『翔くんありがとうね。春休み楽しもうね。』
と泣きながら言った。
翔が、
『うん。気にすることないさ。春休み楽しい思い出作りをしような。』
と言った。
2人は、携帯をリュックから出して写真を撮り、そしてSNS等の垢も教えあったりしていた。
翔が、
『今日の放課後空いているか?』
といきなり聞いて来た。
菜乃花が、
『うん。空いているよ。なんで?』
と聞いた。
翔が、
『僕が奢るから菜乃花が好きなところに食べに行きたいんだ。』
菜乃花が、
『ちょっと待ってて。お母さんに聞いてくる。』
と言い、走って聞きに行った。
菜乃花が走って翔のところに戻ってきた。
翔が、
『どうだった?いいって言ってくれた?』
菜乃花が、
『うん。いいよって言ってくれた。翔くんとって言ったら笑顔でいいよ。沢山食べておいでって言われた〜』
と笑顔で言った。
翔が、
『僕が菜乃花の家に一度来るよ。僕のおかんが車で送ってくれるらしいから。』
菜乃花が、
『えっ!!いいの!!』
翔が、
『そんな驚くことだった?着替えて待っとけよ。』
と言い、2人は家に帰った。
ー1時間後ー
翔が、
『おかん。菜乃花の家まで行ってくれ。』
翔のおかんが、
『いいよ。菜乃花ちゃんってあんなに可愛い女の子なんだね。』
翔が、
『そうさ。菜乃花が待っていると思うし、急いで。』
と言った。
10分後、翔は菜乃花の家に到着した。
菜乃花は、もう外で待っていた。
翔が、
『来たぞ。どうぞ〜』
菜乃花が、
『ありがとう〜翔くんのお母さまよろしくお願いします。』
と言い、車に乗った。
翔が、
『どこに食べに行くかは分かる?』
菜乃花が、
『うーーーん。わかった!私の大好物の焼き肉?』
翔が、
『正解〜焼肉に行くよ。菜乃花と行くのを一ヶ月前から計画していたんだよ。』
菜乃花が、
『早すぎひん?翔くんってたくましい男の子だもんね。』
翔が、
『ありがとう。そう言ってもらって嬉しいなぁ〜』
と楽しく車の中で話しているとあっという間に目的地に着いた。
翔と菜乃花は約2時間半ご飯食べながら春休みの計画を立てていた。
翔が、
『どうだった?楽しかった?』
菜乃花が、
『うん。楽しかった。ありがとう!』
と帰りの車では菜乃花が翔の肩を枕にして寝ていた。
〜続く〜
✨次回✨
翔と菜乃花がとうとう春といえばのところに行く。
翔も菜乃花のことが〜〜だったことを言う。
楽しく二人でお出かけしているとまさかあんなことになるとは・・・・
『第2章 春といえばのところに行く2人』
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