愛され神父

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まだ暗い朝、 重い体を起こし、神父の服を着る、 創世神のロザリオを首から下げて パンを焼く、たくさんのパンを焼き終わったら 大聖堂に向う 創世神に早朝の祈りをして 次に朝食の準備に向えばシスターレイアと会う 「おはようございます神父様」 『おはようレイア、他の方は?』 「顔を洗っております、祈りには間に合うでしょう」 『そうですか』 低い声で返事をすれば他の2人のシスター達もキッチンに入ってくる。 「おはようございます神父様、シスターレイア」 「お、おはようございます、しし、神父さまシスターレイアさま」 最後に入って来たシスターは少し怯えている、仕方のないことだ配属されたのは2日前まだ慣れないだろうこの環境に 『おはようございます、シスターヴィーナ、シスターベラ、今日もよろしくお願いします』 「「よろしくお願いします」」 『さて、もう朝の祈りの時間ですね、礼拝堂に行きましょう』 「「「はい、神父様」」」 神父にしては大きな足音を立てながら(これでも静かに歩いているのだが)神父はまた礼拝堂に、今度はシスターを連れて朝の祈りをする 次はミサを行う、信徒の前で典礼をし、今日も心いらわれる気持ちでミサを終わらせると 信徒のマシベールさんがやってくる 「神父様今日もありがとうございます、こうしてこの協会で祈れるのも神父様のおかげ、感謝いたします感謝いたします」 胸の前で手を組んで頭を下げるマシベールさんに私は大きな指先を肩に置く 『私が神に使えることができるのもマシベールさんのような心優しい神子のおかげ、私こそ皆さんに感謝を』 私がそう言えば皆さんがこれからもよろしくお願いしますと言って礼拝堂から出ていったのだった。 次にゆっくり一時間食事や会話を楽しみ 併設している幼稚園の準備をする 準備が終わったらまた創世神に祈る 日も高くなる頃に元気な子どもたちが登園する 「「「ゴーレムしんぷさまぁあ!おはようございます!」」」 『はい、おはようございます』 そう私はゴーレム神父、岩の体のモンスター、神から遠い存在の、けれど優しい神父です。 勉強の合間の元気な子供達の相手をしながら懺悔を望む声に耳を傾け、許しを授け、時に罪を説き教えを説く、 そんな事をしていれば昼の祈りは子供たちとシスターと行い 昼食を賑やかにいただく 幼稚園に子供たちとシスターを送ったら、 執務室に戻る、そろそろ創設の感謝祭、さて幼稚園で何しよう、献金も幼稚園の集金も教会運営をできるほどはある、子供達のお遊戯会結構大人に人気があったなぁなど考えながら、事務作業 昼のいい時間になれば勉強会と行きたいところだが今日はなかなか皆さん都合がつかなかった。 協会に来れない信徒さん達のお宅を回ることにする。 腹に著名な技術の神の加護を受けている彫刻家にほっていただいた創造神の彫刻で皆さん有難く拝み授けたパンをありがたそうに受け取ってくれる。 家を回っていればもう夕方の祈りの時間、大聖堂には子供達を見送ったシスター達が集まっているまだ時間には間に合っているようだと夕方の祈り そして祈りが終われば夕方のミサ、聖書を深く理解し、創設神の身心を深く感じ取りミサは終わる そうすれば夕食を食べ 自由時間に聖書の読み込み、他の教会の神父の書いた本など読んで神を深く深く理解し敬愛する そんな事をしていればそろそろとシスターレイアに呼ばれ就寝前の祈り そしてシスター達と別れベットに横になる ゴーレムの体に睡眠など必要無いのだけれど、眠るという行為は1日の締めくくり、今日の反省などを出来るいい行為だ。 あぁ今日もとても素敵な1日だった。前神父、感謝申し上げます、こんなゴーレムでも愛してくれる信徒の居る教会と巡り合わせていただき有難うございます、どうか次の命に幸多きことを祈っておやすみなさい
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