フクベくんにチューされる

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「晴香さん今日は1人で?」 ニコッと笑うフクベくんの言葉にズキッ!と胸が痛む… 「う、うん…少し早く起きちゃってさ〜仕事に行く前に初詣でも…てね…そしたら新年早々散々でさ〜少し後悔してる…ハァ〜」 溜め息つくアタシをフクベくんは何も言わずに見ている。 そう…最悪だ… 本当は…1人でいるのが嫌で… 誰か人が多い所に来れば少しは気が紛れるのでは… と来たのだ。 1人でいると… ヨシヒコのことを…思い出すから… アタシも何も言わず溜め息をついていたら、フクベくんが微笑みながら言う… 「良かったね晴香さん」 「え?何が…?」 「今年の最初から嫌な目、いっぱいあったんだからさ…きっと後は良い事ばかりだよ…人生なんてそんなもんだよ。嫌なことあったなら良い事もあるし、良い事あったなら嫌な事も必ず起きる。今年は先に嫌なこと経験出来たんだ…きっと今年の晴香さんは良い事ばかり起きるんだよ」 ニコッ フクベくんの笑顔にドキッとする。 なんか…この笑顔だけで充分、良い事あったな〜 と思えるレベルだ…
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