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「そう言えば、フクベくんお詣りしてないんじゃない?いいの?1人だったの?」
ブラックモカチップフラペチーノを飲む…と言うより生クリームを食べながらフクベくんに聞く。
「うん、姉さんと来てたんだけどさ、姉さん急に仕事入った…て言うから1人だし拙者…じゃなかった、自分も帰ろうかと思ってたところでござるよ」
「そっか…フクベくんお姉さんいるのね?」
「はいでござる…じゃなく、はいです。変わった姉だけど自分の面倒見ながら仕事も頑張ってきた尊敬すべき姉です」
「変わった…て…フクベくんに言われたくないと思うよ〜」
「え?拙者変わってますか?」
「それ〜、拙者って!」
「あ…つい…」
2人アハハハハハと笑う。
「でも…そうかぁお姉さんキャリアウーマンなんだね…いいね…仕事できる女って感じで…」
自分で話していて心がチクッとする…
仕事できる女…
それだけで振られた女がいる…
女が仕事できるだけで嫌う男もいるのだ…
「はい!仕事できる姉も晴香さんも尊敬してます!」
!?
「え?な、なんでアタシが…」
「晴香さんがいつも一生懸命に仕事に向き合ってるのも、楽しそうに仕事頑張ってるのもみんな知ってます!だからみんな健康ランド忍者の里が好きなんですよ」
「…………」
じわ…
ヤバっ…涙出そう…
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