私を見てくれるまで

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あの子が初めて私の目にとまったのは、今日みたいなあたたかい陽射しがこぼれる日だった。 背中に真新しいランドセルを背負って、少しはにかんだ表情で笑顔を向けていた。 それから。 少し大きくなったあの子は真っ黒な制服に身を包み、また私の前に現れた。 背も高くなってたし、表情は少し固く、前みたいなあどけなさはなくなっていた。 そしてまた。 こうして彼はまたより一層素敵になって現れた。 私はもうそんな彼から目が離せない…。
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