第四章 『原ちなつと哲学』

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 言えない、すっっっごい上から目線。  自惚れてるじゃん。 9fc94692-9f3d-4282-9e2c-b3de6bb69d1d 「……そうね、友達だからね。待たせるかもだけど……落ち着き次第、こっちから連絡するよ」 『いつでも良いよ、待ってる。ちなつちゃん頑張り屋さんだから、身体無理しないでね』 48f667b8-7e70-4b54-a85c-16d5cf5a9557  優しい言葉をかけられるとさ、直前のイラつきが、急激に申し訳なさに変わる。 d73ec3fa-eb47-49ee-8748-ee659fd83a4f  言い方、きつかったかな。  想いを飛び越え、口から発す言葉は、ダイレクトに相手に伝わる。戻せない。だから、後悔しないよう選ばないと。 eaf46fda-0689-4438-98e4-03d32948bdcd  今だってケント君の顔つきを想像すると、間違ってたかな、と自分を疑うのだ。  電話を切った後に……シュン。ケント君とご飯を食べる日は、笑顔で過ごそう。ケント君、なんかごめんね。 085f9328-dc10-470d-937d-36e888fa0692 挿絵:ねむねむ 様 / あにゅ 様    nono 様 / z_rahen 様 X:@AI_S_love_ / @anyu333333333 @nono___xxx_
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