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「原さんは、花火……残念だったな」
「仕方ないよ。浴衣は着れたし、屋台はもう少し見れるかな」
コロンとした丸い目に、歯を見せる笑顔が可愛らしい。原さんの明るく優しい雰囲気に、俺はどうにも惹かれるんだと途中で気付いた。
「花火も終わったし、早めに行った方がいいかもね」
久しぶりの会話に、内心ドキドキしてる。
原さんが、こっちを見て笑ってるのだ。いつもと違う、初めて見る浴衣姿、どう考えてもこの状況で褒めたりできないけども、心の中で似合ってるって強く思った。
花火を見上げる原さんを想像する。最高に美しい光景だな……。
niji・journeyにて作成(1)
挿絵:ゴリラの素材屋さん 様(2)
オバケロン 様(3)
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