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「ユウダイは友達も多くて、不安じゃない? 自分だけ見てほしいよね」
話が違う方向にいく。文化祭の話、してたじゃん。わたあめの話にも持っていけたらと思ってた。内心私は、良い逃げ道を見つけたと思っていた。
ユウダイ君の話は、今必要なくない? 不安? とかさ。
「あ、私邪魔なのか。ユウダイの話は今必要ないって?」
そうだよもう帰ってよ。なんて言えないし、上手く切り上げたいな……。
「原さん」
──入口扉の方から、運良く誰かが私を呼んだ。
顔を向けると、合原君がペンキの付いたハケを右手に持ち揺らす。
「暇なら看板塗るの、手伝ってほしいんだけど。人手、足りなくて」
挿絵:as 様 / なちゃ 様
X:@AIpic8888 / @xxas8888
@sozaiya_create
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