18人が本棚に入れています
本棚に追加
「良かったら、原先生も一緒にどうですか? 皐月はどう?」
普段犀川君と何かと手伝ってくれる合原君は、ニコッと笑った。私が詩菜の姉だと知らない合原君。
「うん、原先生が良いなら、是非一緒に」
「ありがとう。じゃあ……一緒に」
初めての文化祭の記憶が、形で残るの良いね。
校内で一番大きな合原君の後ろを歩く。見通しの悪い視界は、逆に気を遣わず歩ける、楽なんだと新たな発見があった。
挿絵:Krill 様(1) / 寿司娘 様(2)
最初のコメントを投稿しよう!