勿体ぶって顔を上げない私を何度も呼ぶ合原君は、次第に恥ずかしがって、最後は大きな声で笑った。
「ちょっと原さんこっち見てよー無視酷くない!? 傷ついたー」
「あははっ苗字に戻って──」
る、と顔を上げたと同時に、合原君の唇が左頬に触れた。久々のキスが嬉しい、ふふっと声が漏れる。

「……ズルい、不意打ち」
「原さんの家で、ごめんなさい」

「久しぶりで嬉しいよ。普段は出かけるじゃん、合原君と喫茶店でお茶したり、ぶらぶら買い物したりさ、先週末のO街の海と桜も綺麗だったよね。スイーツも美味しかった。合原君と一緒にいる時間が、私ホント楽しいんだ。合原君が大好き」

niji・journeyにて作成
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