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魔王軍と対決?!
朝になった。どうやら、僕が早く起きたみたいだ。オークの村にあった、腕時計を見る。06時00分だ。サイクルが子供なので、まだ、寝たいが、僕の勘は、当たる。遠くから、爆発音がした。煙が見えた。村からだと分かった。
僕は、装備を整いて、急いで向かう。1食人宿。メシと寝床を提供してくれた、人には、お礼をする。
村の人達が逃げているみたいだ。
襲っているのは、大型の魔物だった。モ○ス○ーハンターに出てきた、巨大なイノシシだった。
僕は、イノシシ肉が食べたいと思い、倒すことに決めた。
戦える戦士達が、一応いるみたいだ。だが、弓矢では致命傷にならなかった。
僕が出ようとすると、スルガが現れた。
「あの獲物は、わっしの獲物だ!!喰らえ!!マジアボム!!!!」
村が吹き飛んだ。そう表現しかない。大きな、クレーターが出来た。
「やったー!!」
と、スルガは喜ぶ。だが、僕は、分かった。それ、言っちゃ駄目なセリフだよー?!
案の定、巨大イノシシは生きていた。表面は、焦げていた。
あの、爆発で生きていたのだ。
スルガは、もう一度、マジアボムを唱えようとしたが、イノシシは、スルガを、牙で殺そうと突撃してきた。
スルガは、目を閉じた。
だが、痛みと衝撃が来ない。
目を開けると、巨大イノシシの牙を、キョウが防いでいた。
体長12メートルはある、イノシシの牙を、キョウは片手で掴む。
ブホォ?!
イノシシは、驚いていた。更に、チカラを込めるが、ビクともしない。
レベル893。ステータスは、ほとんど、MAX。
キョウは、片方の牙を、素手で、壊した。
バキン!!
イノシシは、もう、片方の牙で、キョウを襲う。だが、キョウと戦うには、もう少し、頭を使うべきだった。
もう一度、片方の牙を掴む。そして、破壊した。
イノシシは、恐怖を感じた。
逃げようとした。が、キョウは、許さない。イノシシの後ろ足を掴む。チカラいっぱいで握り、ブシャと血が流れた。
「ヤメテクレ!!タスケテクレ!!」
キョウは、驚く。なんと、イノシシが、しゃべったのだ。
見た目、ジ○リのあのイノシシを思い出した。
「ワタシヲコロセバ、コノムラ、ホロブゾ?」
キョウは、答えた。
「最後のセリフにしては、面白いな。今、楽に殺してやるよ?」
そして、ナタで、後ろ足を、ぶった切る。細かくしていく。
「ギャー!!ヤメテクレ!!」
後ろ足2本、ぶった切る。前足で逃げようとする。
キョウは、ゆっくりと、解体していく。後ろから、ジワジワと解体を始めた。
その度、イノシシは、悲鳴をあげ、最後、ピクリとも、動かなくなった。
そして、さっきから、このやり取りを、遠くから見てる者に聞こえるように言う。
「隠れてないで出てこい!!出なきゃ」
間を空けて、言葉を続ける。
「地の果てまで追いかけて殺すよ?絶対に殺す」
軍服?の魔物が数人出てきた。
「我々は魔王軍だ!!貴様、何者だ?!」
魔王軍?異世界あるあるだな。
「名乗ることしないよ。めんどくさいからね。なぜ、この村を襲ったんだ?軍門に下れとかかな?それとも、この土地よこせとかそんなところだろ?」
何もしゃべらない。
僕は、ナタを持ち、ゆっくり近づく。
「この子供を殺せ!!」
数人が、襲ってきた。だが、怖くない。むしろ、楽しみだ。スキルを使わず、この子供の姿だと、どんな強さなのか知りたくて、初の多数戦になる。
魔法が、バンバンと飛んで来る。避けながら、弓矢を放つ。みな、足を狙う。一方的な殺人は、好きだが、ジワジワと、恐怖を与えたかった。
だが、数が多い。指揮官を見つけた。僕に気づいたらしい。逃げようとしたので、頭に弓矢を当てた。僕の弓矢は、指揮官の頭を貫き、また、頭が吹き飛んだ。
手下達は、驚く。
「なんだ?この子供は?!強すぎる!!逃げようぜ!!」
僕は、彼らが逃げるようにした。本隊を潰すと決めた。
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