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それだけで絶対に男性にモテて、この店のナンバーワンなんだろうなと直感した。
「あー、もう終わる。
ほら、アンタには無理なんだからさ。
帰りな」
「試しにやってみないとわからないじゃないですか!」
しっしと追っ払うように手を振る店長に、さらに食い下がる。
「えー、なになに?
体験入店とかそういう話ー?」
女性が店長にしなだれかかる。
「そー。
レイカちゃんからも無理だって言ってやってよ」
店長は鼻の下を伸ばして彼女を見上げた。
「んー?
やりたいならやらせてあげたらいいんじゃない?
それで現実を見せてあげるのも、親切ってもんでしょ」
私へ視線を向けた彼女の目が、嫌らしくにたりと歪む。
親切どころか私を貶めて笑いたいのは理解していたが、それでも今は渡りに船だ。
「レイカちゃんがそう言うのならいっかー」
へらへらと笑いながら店長はあっさりと彼女の提案を承知した。
「ありがとうございます!
よろしくお願いします!」
店長の気が変わらないうちにお礼を言い、勢いよく頭を下げた。
「じゃあ、こっちー」
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