水族館の男

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「憎きあいつを、生きたままで食して、生地獄を味あわせつつ殺してくれた。俺にとっては命の恩人の、仲間だから」  想像とは斜め上の、全く違う男の言葉に呆気にとられる飼育員の視線には構わず。  引き続き男は、(さめ)水槽をまた熱心に、眺め始めた。
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