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道中
もうどのくらい歩いただろうか
「寛あとどのくらいだ?」
「やっと半分だよ」
「何時間歩いたんだ、少し休憩しょう」
「まだ4時間だよ」
4時間も歩き続けているとは
疲れた様子が見られないのは若さか!
若さのせいなのか!
外見は若くなっているが中身は若くなっていないのか?
イヤイヤ同世代では動けたほうだ
寛が異常なんだということにしておこう
やっぱり田舎者の体力は侮れない
いや、おれも都会育ちではなく立派な田舎民ではあるが
田舎であるがゆえに、バイクや車で移動するしかなかった
前は暫くは家と会社の往復しかしていなかったが
こうやって木々に覆われて
土の道を歩くのもいいものだ
この世界に来てまだ何をするか
どんな人生になるかも全くわからないが
まぁ何とかなるだろう
この世界での先導役として寛に会えたのは運が良かったかも
ここで少し休憩がてら早めの昼休憩を始めた
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