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次の村へ
夕方には町に着いた
盗賊退治で潤ったので夜は少し贅沢をした
俺は何もしていなので少し心苦しかったが
せっかくの行為には甘えさせてもらった
ここは姫井より大きな町だった
寛の友人だという由(ゆう)の家に泊まることになった
その夜は歩き疲れていつの間にか眠っていた
朝は日の出とともに目が覚めてしまった
酒瓶が転がっているのを見ると寛と由は遅くまで飲んでいたようだ
あいにく酒が飲めない俺は付き合うことはなかった
まだ寝ている二人が起きないように外に出た
そういえば朝ゆっくりするのはどのくらいぶりだろうか
昨日は寛にこの世界の事を聞いて遅くまで起きていたし
朝も寛に起こされた
少し町の中を散策した
農家の人はもう働いている
朝日と共に活動なのか
俺にはまねが出来ないことだ
そういえば元の世界の漁師は夜中に海に出ていたな
実家にいる時夜眠れない時にたまに船のエンジン音を聞いていたな
ふとそんな昔を思い出してしまった
散策もそこそこに家に帰ると
朝ご飯が用意されていた
昨日の朝もそうだったが朝からちゃんとしたものが食べれると
気分も、体も調子がいい
昨夜の二人の話で由も一緒に行くことに話がついているようだ
ハーレムは無いのか
これは俺が女なら逆ハーレムではないか
いや、もしかすると腐属性かもしれない
そんなことはどうでもいい
次の村に向けていこう
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