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朝のはず
あまりの眩しさに目が覚めた
ヤバイもう日が昇ったこれは遅刻だ
辺りを見回すとここはどこ?
布団で寝ていたはずが床の上?
よく見るとお寺の本堂のようなところだ
畳ではなく板の床
仏像があるであろう場所が光っていて
そこには頭の禿げた爺さんが立っていた
「ここは?」
私の問いかけに爺さんは笑みを浮かべながら応える
「例えるならあの世かな」
「あの世?、では私は死んだの?」
「そういうことだ」
「なにが原因です?」
「心臓麻痺でどうかな?」
「どうかな?ってどいう事です?」
「もう理由は関係ないしね」
それもそうかとなんとなく納得してみた
あの世なのか なんともあっけない人生だったな
「そこで相談なんだが」
「なんでしょうか」
「異世界に行ってみる気はないか?」
なんと輪廻転生ではなく異世界転生か
ということは若返ってチート能力もらって
ハーレム作ってウハウハな人生を過ごせるのか
やっぱり魔法は使いたいな
勇者になって魔王退治とか
定番の商人とか国を造ったりとか王国復興とか
なんか楽しみだな
今迄はつまらない人生だったから
それはそれでおいしいかな
「わかりました」
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