0人が本棚に入れています
本棚に追加
村に来たみたら
少し小さい町に辿り着いた
見るからに家は日本家屋
ビルのようなものは無い
店もありそこそこの人出もある
町の中心には東京タワーのようなものが見える
高さはそこまでは高くはない
数十メートルかな?
町の周りは杭のようなものが等間隔にある
町との境界になっているのかな?
ちょうど町に入っていく若者に声をかけた
「ここはどこですか?」
「姫井だよ
あんたなんかボロボロだね
てか何処から来たん?
地元やないん?」
「えぇちょっと山を抜けて来たんで
ところで今は何年ですか?」
聞いた後に気が付いた
元号を言われてもそんなのわかるわけないのに
「今は皇暦2170年だよ」
皇暦?
たしか西暦と誤差600年くらい
ということは西暦1600年くらいか
同じ時間軸なら戦国時代くらいかな?
もう少し情報がほしくて
町の中へ行くことにした
この若者の名前は寛(ひろし)25歳
次男で実家からは出ているようだ
田舎では長男は家を継ぎ
その他の子供は成人とともに家は出て
1人暮らし、早ければ過程を持つようだ
ここでの成人は15歳
寛は10年1人暮らしのようだ
「身分書は持っちょう?」
身分書?着物を探ってみたけど当然そんなものは無い
「招待状だすね」
入口前で登録をした
「身分書は なし無いが?」
ここでなんか良い言い訳は?
ほんまの事言うても信じてもらえんやろうし
「さっき山から落ちて、頭打ったみたいで記憶が混乱してる
そのとき荷物もどっかいったみたい」
何とか信用はしてくれたようだ
最初のコメントを投稿しよう!