朝になり

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朝になり

寛と町を出ることにした 寛は俺の事を功(たくみ)という名前からたくちゃんと呼び始め出した 年齢的には親子ほどは離れていないが年の離れた兄弟のように思っているようだ 15歳差だから兄貴分のように慕ってくれているのだろうか 顔を洗おうとして気付いた メガネを掛けていない 鏡を見て更に驚いた あれ?若くなってる?これは10代か? 兄貴分じゃなくて弟分的に思われてたのか 髪を増やしたんじゃなく頭自体変えられたのか 出発に向けて寛からは武器を渡された 刀だ 今はただの刀だが修理すれば超振動刃になるらしい 町の中はまだ安全だが 外に出ると盗賊、害獣、妖怪などなど ファンタジー満載のようだ しかし本物の刀はかなり重い 何度か素振りしてみたけど戦えるのか? 学生時代に授業で剣道、柔道は習っていたけど それが実際に役立つだろうか? 体育で習っただけだから基礎も不十分だし 戦うと言うことは殺し合いだよな いざその場面で出来るのか? それなら拳銃の方がまだ役に立ちそうではある 何事もなければ夜前には隣町に着けるようだ 何事もなければ
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