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これは私の信仰告白の書です。なんて、大袈裟なことから始めてしまいましたけど。
ハタチになったばかりの女の子が、節目を迎えて少し自分の人生を振り返ってみたくなったといいますか、思いつきで手記をしたためてみようという、そういうことなのです。
けれど、信仰ということについては、私が幼い頃より、いつも私の中心にあった一番大きなことなのでありまして。
特に、神の一人子である、あの方が私に入ってきてからは、それが何よりも強烈な臨場感を持って、私の人生を明るく照らしてくれております。
ですので、この手記は私について書いてあるのですが、それは同時に、私という存在を通じて働き続けている、あの救い主様のことを書いているのに他ならないのですから、読者の方には、どうか最後まで読み通していただきたいと、切に願うわけなのであります。
とはいえ、もし、これはとても最後まで読み通せない、あるいは破廉恥でけしからんとお思いの方がいたら、それが途中であっても遠慮なくこの手記を閉じていただいて結構です。
しかし、世の中には、私と同じような体験をなさる方がいらっしゃるかもしれません。いえ、私はどなたの人生にだって、こういうことは起こりうることだと思っています。
そのときにそれが胸を開いて受け入れるべきものだということを知っていただくために、どうかこの手記がお役に立てたなら、と思いペンを取るのです。
それでは前置きはこのくらいにして、そろそろ始めるといたしましょうか。まずは救い主様のことを語る前に、少々私のことを書かねばなりません。
私は約20年と少し前、東京郊外の、敬虔なクリスチャンの両親の元に生まれました。必然的に、私も物心つく前から、クリスチャンになるべく育てられまして、幼稚園からミッション系の学校に通わされておりました。
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