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「……そ、そんなことダメ……あっ……!」
これ以上の刺激に体が耐えられる自信がなかった。しかし彼の指は二人が繋がった付近をうろうろし、つぐみの敏感な部分を指先で小刻みになぞっていく。
「俺が何をするかわからないのに? 何か想像したの?」
次第に呼吸が荒くなっていく唇を塞がれた。今はお互いの息を頼りに呼吸をしている。
「じゃあお願いがあるんだけど……聞いてくれる?」
「……どんなお願い?」
「俺がどれだけつぐみさんを想っていたか……今もどれほど思い続けているのか……こんなにもあなたが欲しくて止まらないんだってことを、もっともっと伝えるから……だからこれから先のつぐみさんを俺にくれないかな.…?」
その途端、まるでつぐみに有無を言わせないよう、翼久は腰の動きの激しさを増していく。体を貫かれ、奥深くまで到達するような感覚ーーもう何も考えられなくなる。
「だめ……! おかしくなっちゃう……!」
「じゃあおかしくなる前に返事して。そうしたら今日はもう寝かせてあげるから」
「わかったから……!」
「つぐみさんの全部をくれるの?」
「あげるから……だから……あんっ……!」
つぐみの体が大きく跳ね上がるのと同時に、二人は大きく胸を上下させてベッドに沈んだ。
「翼久くん……激しすぎるよ……」
息を切らして、必死に呼吸をしているつぐみだったが、腹部に舌を這わせている翼久の感触に、再び腰をくねらせる。
「もうダメ! 約束したでしょ……? 翼久くんってば、どうしてそんなに元気なの?」
「言ったじゃないですか。つぐみさんをずっと想ってたって。ようやく俺を真っ直ぐ見てくれたし……それに何度も俺のモノを受け入れてくれたし?」
未だに翼久のモノが屹立したままでいることに気付いたが、それを認めてしまうと、きっともう一回戦を要求されるに違いない。さすがにその体力はなかった。
「翼久くん……腕枕してほしいな……」
つぐみが言うと、翼久はにっこり微笑んで腕を差し出した。そこに頭を載せた途端、彼の腕に体を優しく包まれる。
こんなに近くで彼の匂いを嗅ぐことなんてなかった。なんてホッとする匂いなのかしらーーそしてそのままつぐみは眠りの世界に落ちていった。
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