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「ずっとキスがしたかったし、つぐみさんの中に入りたかった。つぐみさんの気持ちいい時の声を聞いてみたかったし、つぐみさんの全てを味わいたかったんだ」
「んっ……もう十分じゃない……?」
すると翼久はニヤリと笑うと、
「いけないこと、再現しようか……」
と、つぐみの耳元に囁いた。
「いけないこと……?」
「好きだよ、先生。誰よりも先生を愛してるんだ」
その言葉に、つぐみの体と心はドキッとした。先生と呼ばれるたびに、悪いことをしているような気分になる。
「先生って……んっ……」
足の間に翼久の指が挿入されだ途端、つぐみは立っていられず腰が砕けた。
「こんな姿、他の先生や生徒に見られたらヤバいよね……生徒の前で足を開いて、何回も迎えてくれているんだからさーーほら、またキツくなった。本当に可愛いんだから……先生は」
もう生徒と先生じゃないのに、まるであの頃にタイムスリップしたような感覚。抑えていたものが溢れ出ていく。
「翼久くん……本当はずっと好きだったよ……」
あの頃にこの言葉が言えていたらどんなに楽だっただろうーーなんとか踏みとどまっていた感情が溢れ出していく。
「つぐみさんが好きだよ……。つぐみさんは今も俺のことが好き?」
翼久はつぐみを壁に向かって立たせると、背後から攻め立てる。
「うん……好き……あぁっ……」
「先生……先生……先生……もう逃がさないからね……。こうして俺の腕の中で、一生大事にするから……だから絶対に俺以外の男を見るなんて許さないからーー」
つぐみは何度も頷くと、体を大きく震わせてその場に崩れ落ちた。
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