◇ 第三夜

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「まださわっていないのに、溢れていますね」  下着には既に蜜がこぼれていて、糸を引いている。ぼんやりした中で妙にきらきら光って見えるのが印象に残った。  秘所から溢れる蜜を指に塗し、花芽を剥いて、擦って、時に摘まんで、また蜜を指に塗して、とサーシャはしばらく繰り返していた。コンスタンツェは花芽の刺激にどうしても弱い。腹の奥にどんどん熱と快楽がたまっていく。  不意にサーシャはコンスタンツェの秘所にそっと小指を挿し入れた。 「痛いですか?」 「きもちいい……」  コンスタンツェの意識がはっきりしていたら、サーシャの指を中に受け入れるなど、断固拒んだであろう。しかし、そうではなかった。サーシャはコンスタンツェの意識の網をかいくぐり、彼女の中へ侵入することに成功したのだ。サーシャは小指をゆっくり抽挿しながら、コンスタンツェに問う。 「痛くないですか?」 「いたくない」 「もう少し慣れたら、指を変えますね」  サーシャはコンスタンツェの中から小指を抜き、人差し指に変えた。小指は慣らすために前後に動かしていただけだが、人差し指は中を探るために挿れたので、サーシャは感触を丁寧に確認する。 「襞が多いですね」 「おかしい……?」 「いえ、素晴らしいです」
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