◇ 第三夜

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 サーシャの指がある一点をかすめた時、コンスタンツェはびくりと身体を震わせた。 「コニー、どうしましたか」 「……なんでもない」  顔をそむけたコンスタンツェを眺めながら、サーシャはゆっくり同じ箇所を押した。 「あぁんっ……!」 「擦るのと、どちらがよいですか?」  サーシャが優しく中を擦ると、コンスタンツェの表情が明確に焦りを帯びた。 「あっ……あっ……だめ、それ……らめぇ……!」 「ここは突くより擦る方がお好きなのですか?」 「あっ……」  コンスタンツェの微妙な表情の変化を見逃さずにサーシャは続けた。 「両方ともお好きですか?」 「んっ……」 「わかりました」  サーシャはコンスタンツェの弱点を、時に押し、時に擦り、優しく攻めた。コンスタンツェはシーツをつかみながら悶えている。 「あっ、あっ、あぁっ! んんっ! だめ、そこ、だめ、きのうのが、きのうのが、きちゃう……!」 「いいのですよ。気持ちがよかったでしょう?」 「お、おぼえてな…………やっ……! あああぁぁっ!」  爪先をぴんと反らすようにして、コンスタンツェは達した。荒い息を吐きながら涙をこぼす彼女をそのままに、サーシャは中に指を追加した。 「や、やぁんっ!」 「大丈夫です。達して、膣が緩んでいる今なら、入りますから」  容赦なく挿れられた三本の指を、コンスタンツェの中は縋りつくようにきゅんきゅんと締めつける。 「明日も同じように、練習しましょうね」  サーシャの蠱惑的な笑みがぼんやり見えたところで、コンスタンツェは意識を手放した。
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