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サーシャの指がある一点をかすめた時、コンスタンツェはびくりと身体を震わせた。
「コニー、どうしましたか」
「……なんでもない」
顔をそむけたコンスタンツェを眺めながら、サーシャはゆっくり同じ箇所を押した。
「あぁんっ……!」
「擦るのと、どちらがよいですか?」
サーシャが優しく中を擦ると、コンスタンツェの表情が明確に焦りを帯びた。
「あっ……あっ……だめ、それ……らめぇ……!」
「ここは突くより擦る方がお好きなのですか?」
「あっ……」
コンスタンツェの微妙な表情の変化を見逃さずにサーシャは続けた。
「両方ともお好きですか?」
「んっ……」
「わかりました」
サーシャはコンスタンツェの弱点を、時に押し、時に擦り、優しく攻めた。コンスタンツェはシーツをつかみながら悶えている。
「あっ、あっ、あぁっ! んんっ! だめ、そこ、だめ、きのうのが、きのうのが、きちゃう……!」
「いいのですよ。気持ちがよかったでしょう?」
「お、おぼえてな…………やっ……! あああぁぁっ!」
爪先をぴんと反らすようにして、コンスタンツェは達した。荒い息を吐きながら涙をこぼす彼女をそのままに、サーシャは中に指を追加した。
「や、やぁんっ!」
「大丈夫です。達して、膣が緩んでいる今なら、入りますから」
容赦なく挿れられた三本の指を、コンスタンツェの中は縋りつくようにきゅんきゅんと締めつける。
「明日も同じように、練習しましょうね」
サーシャの蠱惑的な笑みがぼんやり見えたところで、コンスタンツェは意識を手放した。
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