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女子会
喜子さんの話が本決まりになりそうなので、私達3人で女子会をする事に。
「喜子さん、おめでとうございます」と静香ちゃん。
「ありがとう。何だかあれよあれよと言う間にいろいろ決まって」と嬉しそうな喜子さん。
結婚式は身内だけでするけれど、2人と先生は是非出席してね。と言うので、私と静香ちゃんは嬉しくてビールが進む進む。
「ところでさ、先日の心友からの電話のプロポーズはどうなったんでしょうね」
「え?どう言う事?」喜子さんは何も知らなかったのでキョトンとしている。
「あ〜それねぇ。あれから2人から何も言ってこないかなわからないんだよね」
そう、どうしたのかな。
うまくいったなら良いんだけれど。
あの人の事だから心配なんだよねぇ。
静香ちゃんが喜子さんに、この間の電話の会話を教えている。
喜子さんは、笑いを堪えきれず震えて笑ってる。
ああ、ほんとうに。
他人事だと思って。
そう、私は彼にとって赤の他人。
なんだけれど、どうしても気になって仕方がない。
恋愛に対して奥手と言うのかな。
不安になってどうしたら良いか迷い、私に頼ってくるのを放っておけないのよね。
まるで弟の心配をしているような気分になっちゃう。
彼は、年上なのにね。
ほんと、プロポーズどうだったのかな。
こっちから聞いてみる?
ダメでも、OKでも、連絡して来なさいよね!!
ああ、ビール美味しくないなぁ。
ほんと、どうなったのかな。
何だか眠くなってきたなぁ。
「あ〜エミさん、こんなところで寝たらダメですよ」と静香ちゃんの声が遠くで聞こえる。
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