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おさむさんとレストランで食事をしてBARに移動。
「あの、おさむさんにお聞きしたい事が」
「何でも答えますよ」と、おさむさんはにこにこしている。
「おさむさんは、なぜ私と結婚をしたいのでしょうか」
「理由を知りたいと?」
「はい、2人のお姉様は知っているようでした。知りたければ本人に聞きなさいって」
「ああ、あの時に彼女達もいましたからね」
「あの時?」
私にはさっぱりわからないんだけれど。
「エミちゃんは、軽井沢に来た事を覚えている?」
「いえ、行ったような気もしますが覚えていません」
「そうだよね、君は3歳だったから」と、思い出すように目を伏せてフフと笑う。
「あの時に、姉や正孝について歩きたいエミちゃんは、いつも巻かれていたんだよ」
「可愛かったんだ。僕はエミちゃんといつも一緒に遊んでいたんだ」
「もしかして、泣いている私に「お姫様は泣いたりしたらダメだよ」」って言ってくれましたか?
「うん、そう言ったこともあるよ。」と私の顔を見て微笑む。
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