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ケイトがジェシカを連れてサロンを出た後、正孝から今回の話を聞いた。
たまたまケイトの父親から電話があり、おさむさんと私の婚約の話をしたらしい。
それをジェシカが聞いて取り乱し、日本に行ってしまった.と慌てて連絡をして来たようだ。
どうしてもおさむさんと話がしたいと言うのでサロンに連れて来たようだが、おさむさんと私
としたら大きな迷惑でしかない。
おさむさんは私に「ジェシカとは何もない。向こうが勝手に思っていたようだ」と説明してくれた。
確かに誰が見てもいい男だし、190近い長身で歩く姿も颯爽としているからモテても仕方ないと思う。
これから先も、こんな事があるのかもと思っているのが顔に出ていたのか「エミ、何も心配ないよ。あの時から僕には君だけだ」と囁く。
私の気持ちは始まったばかり。
これから2人の気持ちを合わせて行けばいいんだよね。
そう決めたら少し気持ちが楽になった。
さぁ、パーティーの時間も近くなって来たから用意しよう。
気合いを入れて頑張る!!
「ねぇ、私これから着替えるの男の人は出て行ってくれない?」
その声に慌てたよう皆んな出て行った。
「ほら、おさむさんも」そう言うと意外そうな顔。
「え?見てちゃダメなの?」と少し残念そう。
お姉様2人もおかしそうに笑いを堪えてるのが見える。
「あとでね🎵」とそっとドアを閉めた。
「さぁ、もう時間がないわ。急ぎましょう」とお姉様の声にスタッフ皆んな笑顔になった。
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