ケイトの気持ち

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二人と別れて姉貴のところに電話をした。 「姉貴、ちょっと会って話したいけど時間取れる?」と聞きてみた。 「明日ならいいわよ」と言うので、さっきの居酒屋で待ち合わせる事にした。 とりあえずケイトの気持ちを伝えるにして、姉貴が家に来ない理由を聞き出すつもりだ。 でもなぁ、姉貴は母親が嫌いなの?って聞いたら なんて答えるかな? それにしても驚きだよな。 ケイトの事で激怒して家を出たって思ってたから。 まさか、母親の一言でなんて思わなかったし。 あの頃、まだ俺は高校生で、友達と遊び回っていて家に帰らなかったりしてたしなぁ。 家に帰ったら、姉貴の荷物が一つ残らず無くなっていた。 その理由を聞ける雰囲気じゃなかった。 何があったのかなぁ?と思いながらもスルーするしかなかったんだよね。 大学に入ってから、ケイトが兄貴にエミさんがどうのとか言っていたから、ケイトと何かトラブったと思ってたし、兄貴もそれしか言わなかったしね。 あ〜あ、疲れたなぁ。 飲んだ気しなかったから、ビールとか買って帰って飲もうかな。 明日は明日の風が吹く そうは言ってもなぁ。 姉貴の結婚式もあるから、それまでには家族の関係を改善させたい。 皆んなが笑顔で迎えたいじゃんね。 そう思ってるのは俺だけ? じゃないと思いたい。 姉貴は、結婚式について何も言わないから、どうなっているのかも明日聞いてみるかな。
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