お誘い

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よくわからないまま帰って来たけれど、どうしたらいいんだろう? 彼の事を名前と歳以外、全く知らない。 それなのに、付き合って欲しいって? 一睡もできないまま朝〜。 目の下にクマ。 肌はボロボロ。 これって美容外科に勤めているのにダメなやつじゃん。 鏡を覗いている私を不思議そうに見ていた静香ちゃんに、どうしたんですか?って効かれた。 「やけ酒に付き合って、家に泊めた人からお礼に食事に誘われて付き合ってと言われた」って言ったら、、、静香ちゃんは口をあんぐり開けて私をガン見。 だよね〜呆れちゃうわよね。 ハァ〜。 「それでなんて返事したんですか?」 「返事?してない」 「どうして?」 「見ず知らずの人に、いきなり付き合って。って言われて、はい。わかりました。って言える?」 「あ〜確かにそうですよね〜」 二人でう〜んと考えていると、そこに院長登場〜。 「エミさん、出会いってそんなもんじゃないでしょうか。お相手の方はピンッときたんでしょうね」とニコニコしながら言った。 「とりあえず、もう少しお付き合いしてみたらどうですか?」と静香ちゃんと言うので考えてみる事にした。 さて帰ろっと。
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