3人が本棚に入れています
本棚に追加
/11ページ
首領の愛娘アンジェラに絶賛、片想い
「ねえェッ絶対に秘密だよ」
首領の愛娘アンジェラはボクに甘い吐息を吹きかけ囁やいた。愛を告げるような艶めかしい息づかいだ。
甘美で蠱惑的な匂いにボクの理性はショート寸前だ。
「あ、ハイ……」
思わず、ボクは呼吸が激しくなって身体じゅうが戦慄いた。はじめて会った時から、自分の役職も忘れて彼女に夢中になっていた。
いけないと頭ではわかっていても、一瞬で彼女に魅せられていった。
なにしろボクは首領のベガの側近だ。
そのボクが首領の愛する娘のアンジェラに想いを寄せているなんて知られたら。
間違いなく処刑されるだろう。
絶対に秘密は守らなければならない。
最初のコメントを投稿しよう!