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パリの作品作りは急ピッチで進められた。
大河は1日オフだった翌日から、寝る間も惜しんでひたすらパソコンに向かう。
これまでは、日本の風景や象徴となる物をただ漠然と並べていたが、そこに曼荼羅や切り絵の要素を混ぜた。
たくさんのカラフルな線が交わり、やがて一つの美しい模様となる。
それには、様々な国が互いに手を取り合い、一つの美しい世界を作っていく、という願いが込められていた。
コンセプトが明確になり、やるべきことがはっきりする。
あとはただ突き進むのみだ。
大河達は最後まで妥協せず、自信を持って海外に発信出来る作品を作り上げていった。
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