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そばにいる証
アートプラネッツの忙しい日々がまた始まる。
イタリア公演の準備を進める中、次々と他の国からも招待の声がかかり、スケジュールを組んだり打ち合わせに追われた。
同じ映像を使い回すなど、大河が許すはずもなく、その国ごとに手を加えて映像を作り直す。
気づけばあっという間にイタリアに発つ日が迫っていた。
出発前夜。
大河は遅くまでオフィスで編集作業をした後、瞳子のマンションに向かった。
笑顔で出迎えた瞳子は、大河に手料理を振る舞う。
しばらく日本を離れる大河に、数々の和食メニューを作っていた。
「向こうでは毎日パスタかピザだろうから、和食は嬉しいよ」
「良かったです。たくさん食べて蓄えて行ってくださいね」
「あはは!そうだな」
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