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オフィスに戻って着替えてから、瞳子は千秋にメッセージを送る。
『千秋さん、色々とありがとうございました。おかげでとても素敵な誕生日になりました』
写真を添えて送信すると、すぐさま大笑いするスタンプと共に返事が来た。
『最高!もう笑いが止まらない。想像以上に皆さんイケてる!このユニット、売れるわ』
どう売れるんだ?と瞳子は苦笑いする。
『瞳子、誕生日おめでとう!素敵な日になったようで私も嬉しいわ』
『ありがとうございます。千秋さんのおかげです。マスコミの件も、ご迷惑おかけしてます』
『ううん、大丈夫。もう随分静かになったわよ。あと少しかな?』
『そうなんですね、良かったです』
『でもまだ油断しないで。瞳子はもうしばらく、そちらでお世話になってなさいね』
『はい、分かりました』
事態が落ち着いたら、皆さんにきちんとお礼をしよう。
そう思いながら瞳子はスマートフォンを置いた。
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