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「ほれ朝陽。後二人頑張れ」
ニギハヤヒに頸を甘噛みされた後で、左右にかき乱されながら奥までトンッと挿入される。
結腸の入り口まで蕩けて侵入もたやすくなっている状態で、ニギハヤヒが内部に陰茎を全て埋めると狙わずとも先端が食い込んだ。
「ダメ……っ、ニギハヤヒ……、そんなに奥に入れると開いちまう……ッ、ああ、あ、ん、かき回すなぁあ、またイク、イク、ァアアーー‼︎」
「何もせずとも開いとるぞ。こんだけ挿れられといて、この締め付けか」
短く息を詰めたニギハヤヒが内部を深々と犯す。
「とまらなっ、もう、イクの……止まらないぃい‼︎」
ビクリ、と朝陽の体が跳ねて小刻みに痙攣を繰り返す。とっくに出なくなった筈の精液が飛び、シーツを汚した。
出なくなった後はまた潮が飛んでいく。そこにオロが気を利かせて何枚かタオルを敷いた。
「朝陽ベッドの端に四つん這いになれ。早くオロにも代わってやろう」
「ん」
体が大きいと、普通のバックだとやりにくいらしい。ニギハヤヒに抱えられて朝陽の場所が移動させられる。
ベッドの下に立ったニギハヤヒが、立ったまま腰を打ちつけた。
大きな手が朝陽の細腰を掴んで、己の動きに合わせて揺さぶる。
「んっあ、あああ、ん、ああん、や、あ、ああ! 激し……っ、ニギハヤヒぃ! それ……、強っ、アア、ダメだってぇえ、挿いってるッ、奥挿いってるうう‼︎」
逃げ出そうと暴れ出した朝陽の腰を引き戻したニギハヤヒに奥を突かれ続けた。そこへキュウが前に回ってきて、身を屈めると朝陽に向けてニッコリ微笑んで見せる。
「あーさーひ、お口アーンしよか?」
「や、無理……今ムリ、やっあ、奥突かないでぇ……っ、んんんう‼︎」
問答無用で口も塞がれてしまい、朝陽の言葉は咥内でくぐもった。
「ぐ、ぅ、うっんんんん‼︎」
ニギハヤヒに突かれる度にキュウの陰茎が喉の奥に入り込んできて、咥内の性感帯も喉奥まで責められてしまった。
舌で押し返す。もうダメだ、と背後のニギハヤヒの腕に何度も手でタップすると、逆に腰にも力が入ってしまい、両方の陰茎が固さを増した。
「S狐が無茶しおるからなあ。出すぞ、朝陽」
自分の事を棚に上げて、そう言ったニギハヤヒが大きく腰を引くと、パンっと奥まで突き上げる。意識が飛びそうな程の快楽に耐えきれなくて、朝陽の頭の中で星が散った。
喉奥に精液を叩きつけられるのと、中に注がれるのと同時だった。また頸に噛みつかれる。ヒリヒリと痛む頸が、熱を持って痺れていた。
咥内の精液を飲み干すと、キュウが嬉しそうに笑む。
「あ、あ……ッ、やぁ……もう無理ぃ……」
「朝陽、すごい可愛いかったよ。もっと可愛くなって?」
キュウにキスを贈られる。せめてもの仕返しに、朝陽がキュウの唇を軽く噛んでやると、口を離したキュウの口端から血が滲んでいた。
「あは、噛まれちゃった」
「当たり前だ。お前はいつもやり過ぎだ」
「将門も顔射してたくせに~」
「あれは不可抗力だ」
将門とキュウが言い合いをしている横で、ニギハヤヒと代わって、朝陽は最後のオロに甘噛みされて揺さぶられていた。
頭の中はもう何が何だか分からなくて、ただ気持ちいいとしか言えなくなっている。
朝陽はオロとのまったりとしたセックスに夢中になっていた。
「オ、ロ……っ、ん、あっ、ああん、あん、もっと……ッ、もっと~っ!」
もう瞳は空だけを彷徨い続け、オロが与える快楽に酔いしれる。
「あはは、とうとう飛んじゃったね朝陽。かーわいー」
「ボクの上に乗って? 朝陽の好きなように動いていいよ。ついでに皆んなにもやってあげなよ」
とろりと蕩けた表情の朝陽が体勢を変えて、ベッドに仰向けになったオロの陰茎に自ら手を添えた。
騎乗位になるなり腰を落とし、前立腺と結腸の入り口付近を当たるように腰を上下させる。
「んー、オロ、オロぉお、これ……ッ、気持ちい……っ、気持ちいい~!」
「朝陽のその蕩けた顔、好き。ボクも気持ちいいよ」
オロが朝陽に合わせて下から突き上げると、朝陽も更に自ら腰を振る。同時に顔を傾けて、晴明のモノを口で奉仕し、片手ずつ左右に伸ばして将門とニギハヤヒに手淫も施した。
「は、ん、んぅ、んん、んんんーッ!」
オロの腹にトロトロと朝陽の前立腺液が溢れていく。時おり遠くまで潮が飛んで、皆の興奮を煽った。
うっとりと細められた朝陽の瞳が、過ぎた快感で空を泳ぐ。
「んん、ん、ふ……、ぅ、んーーっ!」
あくまで朝陽のペースで動かさせ、何度も中イキを繰り返させる。内部はうねり、ずっとオロの陰茎に絡みついたままだった。
ニギハヤヒに突かれまくって熟れた奥に誘われそうになって、オロは思わず腰を引いた。
「みんなもうイク? 朝陽の中ヤバくて、ボク、イキそうなんだけど」
オロが声を掛けると、それぞれが「ああ」と頷く。朝陽が将門とニギハヤヒの精液を左右の手で受け止める。
「うん。出すよ」
律動を早めて晴明が朝陽の咥内に出すと、オロは朝陽の体を反転させて自らの体の上に倒した。
頸に噛み付くのと同時に精液を吐き出し、朝陽の瞼は閉じていく。番契約が全て埋まると、死んだ様に眠る朝陽の陰山桜の紋様は全て黒く染まり、山桜へと変わっていった。
その後また変化が訪れないのを全員で確認し、手分けして後片付けと朝陽を風呂に入れたりと介抱し始めた。
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