空の星よりも遠い言葉たち

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星が見つからない夕暮れの空 泣きたくなる時ほど 言葉を選びたくなる そのせいだろう 言いたい言葉を口に出せずにいた私は 思いきって手紙を書いている そうした中で 書く手紙というのは 結構難しい作業 今日 人生の一区切りを終えた 胸の内の心境は なんとも言えない気持ちで一杯 とは言っても  最近では人生百年と言われている世界 そう思うと まだまだ 歩んできた道は少し 十八年間生きた私にとっては やっぱり長く感じられた その時々に 感じるもの、触れたもの、見たものが全て どれ一つとっても  煌めいて すぐに瞬いては消える星みたい  ちょうど今 私が眺めていた夕暮れの空にも 散りばめられた星が 綺麗に美しく在ろうとしている その過程が 私は もう愛したくなる こんなにも 深く愛したくなることが できるようになったのは 両腕を広げて愛してくれたおかげ   温かいものをたくさん教わってこれたから 「ありがとう」 「今度は私も、真似させて」 「気恥ずかしいけど、何かしてあげれたらなって」 まずは小さなことから 大袈裟に 大切に していきたい
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