190人が本棚に入れています
本棚に追加
/125ページ
自販機で買ったペットボトルのお茶で乾杯。
そこでリク君と彼女の話を聞いた。
彼女は専門学校時代の同級生。リク君は高校を卒業後、一旦社会人になってお金を貯めてから専門学校に入ったので彼女は3つ年下。
リク君から彼女に告白して交際が始まったが、付き合っていくうちに、リク君のマイペースな性格に彼女の不満が爆発し振られた。別れてから半年ぐらい経った頃、彼女から連絡が来て戻りたいと言われてヨリを戻す。けれど、また暫くすると同じような理由で別れたいと振られる。
リク君は彼女に戻りたいと言われると「うん
いいよ。」と2つ返事でヨリを戻してきた。けれど今回また無理かもと言われて、流石にもう別れようかと思ってると話してくれた。
「嫌いになった訳じゃないから、なかなか決断できなくて。」とリク君。
「まあ、こればっかりは自分でどうするか決めるしかないしね。」
「…今日ミホちゃんと話してて凄く楽しかった。ってか好きになった。…多分カワもだけど。」
「2人とも随分簡単に人を好きになるんだね。」
と呆れ顔でリク君を見る。
「ごめん、お酒も入ってるし信用ならないよね。」
「本当だよ。私、サークルに参加して2回目だよ。このサークルの人達ってみんな軽いの?そういう目的のサークルなの?」
「いや、それはない。バレーボールを真面目にやってる!それは誓う。こんな風にサークルの子が気になるのは本当に初めて。」
とリク君は言う。
最初のコメントを投稿しよう!