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『タイトル 奇妙なメモたち(仮) 短編?
ジャンルは未定 〆11/5
設定・奇妙なメモを見せる
↓ 野球少年メモ
解説パート 会社でのメモ
↓ ()
また別の奇妙なメモ (繰り返し)
・できるだけ興味をひくようなメモを
・メモとメモが繋がる←解説パートで明かす
※無理はせず ↓
そして次のメモへ。
参考資料をよく読み込み、自分なりの答え
読み込み注意
苦労していた 本人がわかること
小さい頃の 本人でもわからないこと
大変なこと。
』
亡くなった父の部屋の机には一枚のメモがあった。
父は木造の家に住んでいた。いや、お粗末な木の小屋のようなとこに住んでいたと言った方が正しいだろう。
そんな父の小屋の中には沢山の本があり、現在、その全てに埃が被っていた。小屋の窓の近くに父の机はあった。机の上には、つかない蛍光灯の代わりとなる小さなランタン、吸い殻だらけの灰皿、ペンと原稿用紙、そしてこのメモがあった。
私にはこのメモの意図がすぐにわかった。
これは父の次回作のプロットだろう。というのも、父は生前「作家」として生計を立てていた。決して名の知れた作家ではなかったが、それなりの収入はあったらしい。亡くなったのはこの次回作のプロットを立てている最中だったのだろう。
私はこのメモを手に取り、じっくりと眺めた。
次回作のタイトルは「奇妙なメモ(仮)」らしい。(仮)はまだ未定だったからついているのだろう。
ジャンルは小説なのかエッセイなのかどうなのかわからないが、このメモから本の大筋を大体理解することが出来た。
要はこういうことだ、
まず何処かの誰かのメモを紹介する。それについてこのメモがどこの誰の何のためのものなのか説明をする。それの繰り返し。
そのメモが読者の興味を引くものであればあるほど解説に力も入りこの本の面白さが増すのであろう。
私からしたら父の【遺作】に入り込むことができるこのメモこそが奇妙なメモなのだが、、。
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