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奈美江恵side 〜
由美 |「 ただいま 、」
まだ少し肌寒い朝に 、私はひっそりと帰ってきた 。
すると 、慌ただしい足音が聞こえ
荒々しくなみちゃんはこっちへ来た 。
奈美恵 |「 ねえ 、昨日何の日か覚えてる? 」
焦燥感に苛まれる 、
心をムズムズとさせるこの嫌な感情 、
嫌だ嫌だ 、誰と一緒にいたの?
私が浮気症だから??
愛想尽かしたの?
由美 |「 え 、昨日何かあったっけ? 」
なんで 、
あんなに好きって毎日言ってくれてたのに 、
どうして 、やだ 。
" 離れないで "
腕を掴むと 、顰めた顔で
由美 |「 いっ 、」
奈美恵 |「 昨日記念日なんだよ?何で忘れてたの?何で? 私の事嫌いになった? 」
由美 |「 はー 、.、」
由美 |「 そういうの面倒くさい 、」
辞めてよ 、その目 。
冷たい目で私を見ないでよ 、
" 私にはアンタしかいないのに 、"
奈美恵 |「 ごめん ッ 、ねぇ 。もう浮気しないから ッ 、そんな ッ 、やだ.. ッ 。」
由美 |「 え?いやいや 、違う違う 。笑浮気してるの怒ってないよ 、笑 」
奈美恵 |「 ぇ ッ 、」
由美 |「 もうさ 、なみちゃんのこと、、 」
奈美恵 |「 やだ お願い まって 、」
由美 |「 どうでもいいんだよね 、笑 」
やだよ 、そんなの 。私のだけでいて 、
抱き着くと他の人の匂いがして
何故かその匂いに無性に腹が立って
自分しかいないって縋るアンタが好きなのに 、
黙っていると 、いつの間にかアンタはシャワーを浴びていて 。
私はそのままアンタを襲った 。
触る度にお互いの液とお湯が混ざりあっていく姿を見ると 、何故かほっとして 。
同時に凄くムラついて 、
そのまま抱いちゃった 。
でもどうせ嘘だよね 、
どうでもいいなんて 、
結局抱かせてくれたし 、私の事好きなはず 。
そうだよね 、好きだよね 。
どうでもいいなんてそんな訳ない 、
アンタは死ぬまで.. 、いや死んで生まれ変わってもずっと私の彼女だから 。
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