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台湾地震に於ける台湾政府の初動の早さや充実した台湾の避難所に比べても分かるが、地震大国でありながら地震災害対策が全くお粗末な日本は、能登の被災地でも地域によっては未だに断水状態だったり雑魚寝状態だったりする。
個を重視しないからプライバシーを等閑にしてテントすら用意せず仮設住宅が需要に追いつかないのを余所に東京一極集中その陰で地方過疎化を象徴するように高層ビルの建設ラッシュが凄まじい。
真夜中、林立する摩天楼が作り出すスカイラインを銀河のように彩る光りの群れをレインボーブリッジを疾走する車から眺めると、自分も七色に輝いているようで栄耀栄華を謳歌する一員になった気がする。が、都市直下型大地震に見舞われたらと思うと、平家物語の序文にあるように儚く感ぜられ、もし、本当にそうなったら日本の衰退は加速度的に進むだろう。何しろ過密化した都心を中心にずたぼろになる上、地方から盛り返そうとしても地方創生は何処へやらといった感じではないか。だからこそ被災地の復興が遅々として進まないのであり、東京ばかりが栄えるのである。但、栄えると言っても周りから栄養を吸い取って自分だけ肥満体になっているようなもので地方過疎化のみならず商業空間化、ネオリベ化、格差社会化、中央集権化を推し進める都市開発だ。何しろ過密化、過疎化対策するどころか首都圏の地価が下がると倒産に追い込まれる土地本位制の銀行を保護する為、寧ろ過密化を推進しているのだ。しかし、都民は浮かれているものか、3月としては観測史上最高気温を記録した夏日に花見をしながらアイスクリームを食べたり季節外れの海水浴を楽しんだりしている姿を見ると、地球温暖化も問題にしてないようでこの夏が思いやられる。ま、地球温暖化現象を上手く利用していると言えばそれまでだが、呑気に何してんだと俺は言いたいのだ。その一方で被災者たちは…と思うと、同じ日本人なのにこの落差は何なんだ。そう言うなら俺もドライブしている場合かという話だが、俺は被災者が苦しんでるんだから同じように苦しめと言っているのではなく余りにも刹那的ではないかと非難しているのだ。とこの無力な俺がしたためたからといってどうなるというのだ。俺だって老後を細く長くではなく太く短く生きよう、もっと言えば今の内に楽しもうと思ってS2000を買ったんだ。これはエイプリルフールだから言うんじゃなくて本当に買ったんだ。車を運転出来ないよぼよぼ爺さんになるまで生きようとは思わないから金貯めててもしょうがないし、円安が進んでいるから猶更で将来付加価値がつく可能性が高い実物資産を持っている方が良いからな。ビートもそうだけど、だからと言って売るのを目的に所有するのではなく楽しむのを目的に所有するのだ。日本の将来も俺の将来も暗いのは決まり切っているから今を楽しむしかないのだ。大体、無力な俺が何言ったって綺麗事にしかならないし、実際問題、カーボンニュートラルが叫ばれる時代に排気ガス撒き散らしながら楽しんでんだから…それにつけてもオープンツーシーター2台持ちって相当な変人だよな。変態と言うか、物好きと言うか、好きだからしょうがないか、そうなる運命なんだよな。嗚呼、何はともあれS2000の納車が待ち遠しい。
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