第1章

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第1章

朝起きる。 目の前には見慣れた天井と、この……くそったれな世界。 二日酔いで痛む頭を抱えて、手探りでナイトテーブルに置きっぱなしにしていたテキーラのキャップを開けると一口。ゴクリと嚥下するとアルコールの焼けるような感覚が食道を通っていった。 くそまずい。今日もだるくて仕方ないが、私には依頼が入っていた。
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