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「ねぇ!樹さんの言うことみんな信じてくれた?!」 「あぁ、それに関しては大丈夫だ。家族の薬は母が全部用意してくれるから、俺がいきなりラット化するのはおかしいと思ってちゃんとアイツのこと調べてくれた」 「そっかぁ、そかそかよかった…いいね…信じてくれる家族が居て…」 「大我には俺が居るだろ」 「うん。ありがと…」 「でもそれがきっかけで俺は家族をバラバラにしたのかもしれない」 「ご両親が海外にいるのって…」 「それがきっかけで親は抑制剤の研究の為に海外に行った」 「そうだったんだ…バラバラじゃないよ、愛されてるよ」 そういう解釈をしてくれるのか 「前に抑制剤飲まずにとか言ったけど…本当は…」 正直大我を傷つけてしまいそうで いや、それもあるが それで怖がられて嫌われたら嫌なだけなんだ 「怖い?」
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