記憶のふたり

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ヨシオが強引に手を繋いでくる。 「離してよ!」 「だめだ。だって危ないだろ?」 「何が?危ないってなによ」 バリバリバリバリ 小型ヘリがこちらに目がけて飛んできていた。 「えっ、こっちにヘリきてない? なんでーー!?」 「特別に屋上のこの場所を離着陸に使ってるんだよ。」 意味がわからない。 ここはよく来るモールでその屋上にヘリって...。 「...あなた...何者なの?」 「ただの極秘任務中の公安の人間だ。 よくいるだろ?」 ヨシオはニカッと笑った。
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