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(効果音♪)
ドドドーーーンッ!! ボ、ボッ、ボォォォーーンッ!!!!
エミリー「聖なる炎に焼かれて滅びろ!! 魔女ロジーナ!!」
ロバート「おぉっ……!? ん……あれ、無事??」
魔女「あ、アツっ、アッツ……フーフー、フーフー……ど、どーーして、いきなり攻撃してくんのよぉっ!!?? ま、まだ話の途中でしょーー??」
エミリー「……あーー、今月は冗談が通じるかな〜〜って……」
ロバート「……そーだったね。もう、そんな時期だったのか」
魔女「じょーだんでやっていいコトじゃない!! あたしじゃなかったら、やられちゃってるわよぉッ!! ……んもう、どんな神経してんの、エミリー! あなたって子は! ……ぁぁあの人、お父さんに言われなかったぁ? ……相手の話は最後まで聞きなさいって……。……はぁ、はぁ……こ……この程度のまま、まほーで、ああああ、あたしは倒せ、ないわ……よぉ……」
エミリー「……は? あの人?? お父さん? ……いま……無傷だったの? しぶといわね〜」
ロバート「……大丈夫? ロジーナさん……」
魔女「へへへ、へ……へーきよ、ロバート君。しし、心配してくれて、ありがとね……エエ、エミリーちゃん、あなたは不意打ちをしてくる上に少しも容赦しないわねぇ……あぁ……服は……黒焦げになっちゃった……かしら……ん……」
エミリー「いや、魔女なんだって、わかりやすくするために……元々……黒いの着てるんでしょ……」
魔女「う〜〜〜ん……まぁ、それはたしかに……そう……なんだけどぉ……」
エミリー「そのボロ以外、着るのないんでしょ? ……ふふふっ、図星じゃないの?」
魔女「……う……うぅぅぅっ……これは仕方なくてぇぇぇ〜〜」
ロバート「……なんか可愛そうになってくるのは、どうしてだろう?」
魔女「うううう〜〜〜……エミリーと違って、なんてロバートは優しい子なの……。でで、で、では……気を取り直して……フフ、フフフフ、フフ……ロロ、ロバート君、エミリーちゃん、大きくなったわねぇ。……あなたたちはよく、ここまで来た。いまの一撃も、申し分ない! 直撃した、あたしが言っているのだから、間違いないわ! ……し、しかし、あたしは、あなたたちが今まで出会ってきた相手とは違うのよッ!!」
エミリー「……えーー? ……そんなこと、どーでもいいってぇ……早く、くたばりなさいよ、この悪の塊が」
ロバート「……もうちょっと、別の言い方してあげて……」
魔女「う、うん……キツイわよねぇ……。……はぁ……ただ……そっくり、ね……エミリー……。あなたはエドワード、いえ……お父さんと知り合う前のあたしにそっくり……。ロバートは目元が……あの人に似ているわ……。えーーその……あ、あたしは、らららら、ラスボスなのっ……であって……。だから……エミリーの態度もあながち間違いだとは言えないのよ、ロバート……。え、えーっと……こ、これから最終決戦……と、ともかく……ここは……決着を……つけようじゃない? ……ロバート君……エミリーちゃん……。ふたり、まとめて……ここで……相手をしてあげるわ……さ、さあ、かかってきなさい……」
エミリー「……統一感がないこと言ってて、なんかよくわかんないけど……。なんで、あんたがあたしたちのパパの名前知ってんのよ? ……すぐに息の根をとめてやるわ」
ロバート「……よし、僕も本気で戦おう。パパに教えてもらった魔法を使うときだ」
魔女「そう……こなくっちゃ……い、いくわよ!!!
(あーー、やりにくいわねぇ……ここだけの秘密の設定として、二人共あたしの子供なんだけど……あの人が言ってたとおり、ほんと強くなったみたい……ロバートはともかく、エミリーは敵に回すと恐ろしい子だわ……)」
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