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32話 誕生日なのになぁ〜
首筋に舌を這わしてきて、鎖骨の辺りを舐められて変な声が出る。左胸を舐めてきて、気持ちよくて声が止まらない。
彼も興奮しているのが、強くなってくるフェロモンで分かる。右胸の方も弄ってきて、更に変な声が出る。
やっぱ聞かれるのが、恥ずかしくて両手で口を押さえる。それでも指の隙間から、声が漏れてしまう。
もっと違う刺激が欲しくなって、足をモジモジしてしまう。すると段々と下の方に行って、お腹の辺りを舐められる。
それでも相変わらず、右胸への刺激はやめずにいる。捏ねたりつまんだりして、もどかしい刺激しかこない。
「はあ……んっ」
「今までよりも、感度が良くなったな」
「やめっ……はずかっ……」
そう言ったけど彼はイタズラな笑みを浮かべて、全ての刺激を一旦中断する。もっとして欲しいのに……。
そう思って右手を下半身のほうに伸ばすと、手を握られて指を舐められる。その時の彼の表情が、僕だけを見つめていてゾクリとした。
ベルトを外されて、ズルッとズボンを降ろされる。体の熱が全部、下半身のそこに集中していた。
下着越しに舐められて、更にその刺激に体がビクンと反応してしまう。左足を持ち上げられて、舐めながらお尻も触られる。
「もう、濡れてるね」
「やらっ……」
いやらしい水音と僕の声が、響いている。下着越しにお尻も舐められて、刺激が足りない。
そう思っていると、舐めるのを止めて舌なめずりをしていた。下着を一気に脱がされて、今度は僕のを舐め始める。
裏側や先っぽを舐めて、より強い刺激が襲ってくる。声を抑えるのに必死で、他のことが気にならなくなってきた。
口に含んだり、舐めたりしてきた。それと同時に、お尻の中に指を入れてくる。掻き回されて、一段と声が出てしまう。
「はあ……んっ……そこ……やあっ」
「マジで可愛いよ」
「くわえ……まま……いわな……で」
いやらしい音が鳴り響いて、色々な刺激に僕の腰がビクンと跳ねた。次の瞬間、白濁とした液体が出てしまう。
当たり前のように飲み込まれて、舌なめずりをしていた。考えてみたら、いつもやってもらってばかりだ。
僕だって彼のために、何かしてあげたい。そう思ってズボン越しでも分かるぐらいに、主張している彼の下半身に手を伸ばす。
「湊？ どうしたの？」
「ぼくも……やったげる」
「いいよ、無理しないで」
そう言われたけど、首を横に降って起き上がろうとする。でも体に力が入らなくて、起き上がることが出来ない。
すると彼は着ていた服を脱いでい、下着だけになった。そして僕の方に近づいてきて、イタズラな笑みを浮かべていた。
「ほんとに舐めてくれるの？」
「う、うん……」
正直舐めるのなんて、初めてだから緊張する。下着に手をかけると、どう見てもデカいんだろうなって思う。
震えながら触ると、どくどくと脈打っていた。人のって触ったことないから、変な感じがする。
ふと彼の顔を見ると、余裕のない表情を浮かべていた。声を押し殺して、それがなんだか可愛かった。
「焦らさな……いで、早く」
「やり方が……分からな……くて」
僕がそう言うと少し驚いていたけど、何故か嬉しそうにしていた。その意味は分からないけど、僕は気にせずに下着を下ろしてみる。
今までも何度か見てきたけど、すごくデカくて反り上がっている。こんなの口に含むの、正気怖いけど……。
――――彼の喜ぶ顔が見たい。
僕は意を決して口に含むけど、入りきらない。それに変な味がする……だけど不思議と嫌な感じはしない。
僕は見よう見まねで、なんとなくでやってみる。気持ちいいのかな……そう思って見上げてみると、彼が手を噛んで声を押し殺していた。
「ふっ……んっ……はなしっ」
段々と強くなってくる柑橘系の香りと、それでも漏れている声に僕も限界だった。すると何故か、急に口から離された。
僕が驚いていると、僕の顔に白い白濁とした液体がかかった。思わず目を瞑ってしまって、状況が分からずにいる。
「はあ……だか……ら……離してって」
「だって……分から」
僕の顔をティッシュで拭いてくれた。口に少し入ってしまって。その変な味に少し気持ち悪くなる。
こんな苦いの飲んでいるとか、僕には理解できない。それでも彼の余裕のない顔を見れて、またやってみたいと思った。
僕が再び手を伸ばすと、優しく握られて微笑まれる。急なことで僕は目を逸らしてしまう。
彼は少し下がって僕の首筋にキスをしてきた。そしてそのまま、徐々に下半身の方に行く。
僕の両足の持ち上げて、お尻に舌を入れてくる。再び強烈な刺激が襲ってきて、イキそうになる。
なのにその瞬間、刺激をやめてしまう。ゴムをつけてローションをつけて、ニヤニヤしている。
物足りない……もっと……口に手を当てて見ていると、更にイタズラな笑みを浮かべて言ってくる。
「今日は俺の上に跨って欲しい」
「えっ……それは……はずっ」
「誕生日なのになあ〜チラッ……やって欲しいなあ〜チラッ」
「うっ……もう、分かったよ」
完全に嘘泣きをして、僕のことをチラチラ見てくる。それなのに、何かしてあげたい欲が出てくる。
僕は了承して両手を上げると、クスッと笑って抱き抱えてくれた。そのまま彼は寝っ転がって、ニコニコしている。
確かにするって言ったけど、やっぱ恥ずかしい。だってこの人の、無駄にデカくて怖いんだもん。
そんな僕とは違って、彼は涼しい顔をしていた。もう……彼のをお尻にくっつけて、静かに腰を下ろすけど……。
「はいら……な」
「いいよ、そのまま下ろして」
彼は優しいけど、余裕のない笑みを浮かべる。僕が静かに腰を下ろすと、ゆっくり挿っていく。
先っぽしか挿らない……そう思っていると、彼に腰を触られた。次の瞬間、一気に腰を下ろされた。
「うっ……はあ……まっ……はいっ」
「これ……ヤバい」
そう言って僕のを扱き始めて、色々な刺激が押し寄せてくる。僕は黙ってその刺激に、身を任せるしかない。
「そろそろ、動いて」
「むっ……むりっ……」
そんなこと、爽やかな笑顔で言わないでよ……表情はニヤニヤしていたけど、僕の中にあるものはドクドクと脈打っている。
普通に挿れられるより、鮮明に形が分かってしまう。膝がガクガクしていて、動くことが出来ない。
すると次の瞬間、彼が上下に腰を動かし始める。普通にやられるより、より一層感じ始める。
「やらあ……うごかっ……いで」
「そろそろ、げんかっ……んだけど」
そう言うと一瞬動きを止めてから、僕の中のものが膨らんで一気に熱を放出し始める。僕も軽くイッてしまって、体に力が抜けてしまった。
思わず倒れてしまって、優しく抱きしめられて頭を撫でられた。そのまま優しく押し倒されて、抜かれるとゴムの中にたくさんの白濁とした液体が入っていた。
僕がまだ足りないって思っていると、ゴムを新しく変えていた。肩で息をしながら、ローションをつけていた。
その時の表情に余裕なくて、僕は思わず腕を伸ばしてみる。彼の頬に触ってみると、いつもよりも熱くて興奮しているのが分かった。
「足上げて」
「う、うん……」
僕は言われるがままに、両足を上げてみる。すると優しくゆっくりと、彼のものが僕の中に挿って来る。
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