私は不登校になることができない

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保健室登校は私には理解できなかった。保健室に行けるなら教室に行った方がいい。

保健室登校への道のりは、私にとっては果てしなく遠く険しいものだ。

私には大人を説得する技術がない。
嘘をつく能力もないから仮病も難しい。

だって、私は朝起きられるし、嫌だけど学校まで歩くこともできる。教室に入ることもできる。時々話す人も少しだけいる。

自分1人で、これから先必要なこと全てを自力で習得できる気はしない。学校で学ぶのは教科書に載っていることだけではない。

ただでさえ全てが他より劣っているのだ。皆からこれ以上遅れると取り戻せない気がする。

仕方ないから引き続き限界までいこう。

私は登校するんだ。