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数日間休んでいたのは本当の病気だった。だから後ろめたくなんてない。堂々としていればいい。
クラスの居心地の悪い空気は自業自得でもある。私は自発的に何かをすることができないのだから。
とりあえず部活まで耐える。全員入る決まりになっているから、消去法で家庭科部を選んだ。
同じような人が集まったのだろう。家庭科部は緩くて、ゆったりした空気が流れている。居心地は悪くはなかった。挨拶をしたり他愛もない話をする仲間も少しできた。
部活のない日は、帰宅後おやつを食べながらスマホで小説や漫画を読むことを心の支えにした。
休日は好きなだけ眠る。とにかく眠る。たくさん寝たら推しの作家さんの作品を読む。
少し元気が出たらお菓子を作ったりすることもあった。
陰キャなりになんとかやって行くには、この方法しか思い付かなかった。
この世からいなくなれば楽になるのかな? とぼんやり考えたこともあった。
だけど、私には不登校を実行する勇気すらない。そんな意気地無しが自分で自分をこの世から失くすなんて無理だ。すぐに結論が出た。
やったことのないことをやるのには、エネルギーが必要なのだ。そんな気力ない。
食べるのと寝るのが好きで良かった。
この2つができていれば、私は大丈夫。
しかも、私には読書まである。最低限の環境の確保はできている。
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