いつだって、少しずつズレていた

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二人一緒になることも だいぶ前に気付いていた 同じように 別れる日がくることも だいぶ前に知っていた なぜ人は 好きになって 愛し愛すのに 簡単に傷つけ合い 言っちゃいけないことを 分かっていながら 口に出すの 伝えたい 知ってほしいことも これじゃ募らせた分 無駄な感情すり減らしただけじゃないの 痛いよ 悲しいよ 見えない何かに痕を残されたのか 後から後から ずきずき身にしみる 胸を押さえて 強く握りしめるばかり 散らばった何色がずっと 濃い泡を出してる 欠けたお揃いを 見つめては 今何をしているんだろうって 去ってしまった人のことを 考えてみる 多分的外れなことを なぜ人は 好きになって 愛し愛すのに 簡単に傷つけ合い 言っちゃいけないことを 分かっていながら 口に出すの 伝えたい 知ってほしいことも これじゃ募らせた分 無駄な感情すり減らしただけじゃないの これでよかったとは思わないけど このまま時が流れて欲しい 秒針と時針がかみ合わないように それでも 別れる日がくることは だいぶ前に知っていた から 同じように 二人一緒になることも だいぶ前に気付いていた
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