プロローグ
2/2
読書設定
目次
前へ
/
61ページ
次へ
その時、あなたが声をかけてくれた。 『迷子なのか?』 私は顔を上げたけど、夕日のせいで彼の顔は見えなかった。 唯一ハッキリと覚えているのは、優しそうな笑顔と、首から下げられた十字架のネックレス。 『もう泣くな。俺が一緒にいてやるから』 そう言って手を握ってくれたあなた。 まだ幼かった私にとって、あなたはおとぎ話の王子様そのもので。 だから恋をしてしまったのかもしれない——。
/
61ページ
最初のコメントを投稿しよう!
7人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
16(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!